2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アスラクライン 3 やまいはきから

俺の前回の予想大ハズレ、全然予想外の展開だった 真のヒロインはゼッタイ義妹の和葉ちゃんだ!と前回の感想で述べたのだが、全然違った 確かに彼女なら真のヒロインと言っても、過言ではなく、正しいと思う しかし、真のヒロインが登場したというよりは、真…

アスラクライン 2 夜とUMAとDカップ

学校の合宿先である土琵湖にUMA(未確認生物)が居るとのことで科學部が退治に行くお話し 今回はストーリーを進めるのではなく、イベントとそれによるキャラの絡みが中心、 簡単に言うと前回よりコメディが強くなった、というところでしょうか なんといって…

アスラクライン

流石三雲岳斗って感じのシリーズ第一巻、シリーズの初めとしてはとても綺麗に纏まっています。 キャラも個性的なのが揃ってます、全てお見通しの天才な兄、3年前から常に一緒の幽霊な幼馴染、謎のトランクを持ってきた黒一色の美女、夜に侵入してきた謎の巫…

道士さまにおねがい

道士さまシリーズ第二弾、三雲が送るドタバタバカコメディ 過去に行った流哉を追いかけるために、エレメンタル・エンジンを強奪した精霊召喚士ヴィヴェカ そのエレメンタル・エンジンは余りに危険なために封印されていたものだった さらに主人公の周りには赤…

少女ノイズ

瞑が可愛いの一言で終わってしまいそうな、ミステリ短編 五編が収められているのだが、少しずつ主人公と瞑が分かり合っていく過程が良い どうやって殺したのかよりも、何故殺したのかという、動機が中心かな 最後の短編の瞑の登場は格好よい、ズバッと参上、…

ランブルフィッシュ 10 学園炎上終幕編

ランブルフィッシュシリーズ最終巻 500ページを超えるシリーズトップの分厚さ、当然内容盛りだくさんでした 皆に見せ場があるし、一つの大きな区切りとして綺麗に纏まってるし、お見事 2005年4月16日に九巻を読んで以来随分間が空いたので、伏線とか忘れてる…

“文学少女”と繋がれた愚者

文化祭で劇をやることになった主人公達、題材は武者小路実篤の「友情」 内容は「友情と恋愛の間で揺れる三角関係」、まあ主人公はあんまり関係しないけど 1巻から登場している、クラスメイトの芥川くんが今回のゲストという感じ、揺れ動きます しかし、毎度…

“文学少女”と飢え渇く幽霊

やっぱキャラがいいよな〜、事件とかどうでもいい! とか言っちゃうとアレかw しかし、終盤の重いこと重いこと、怒涛の如く押し寄せる新事実、さらに救いが少ない、というか皆無? なんていうのかな、ほんの些細なすれ違いが重なると、こうなってしまうのか…

“文学少女”と死にたがりの道化

太宰治の作品をテーマにしたミステリといった感じでしょうかね 自称〝文学少女〟遠子先輩は物語を食べる(文字通り本を食べる)というのが強烈 それに琴吹ななせは、見事なツンデレ、ツボを押さえてる イラストも雰囲気に合ってるし、最後は結論が二転三転す…

インシテミル THE INCITE MILL

時給11万2000円!? そんな実験に参加した12人は 外界から閉ざされた地下の施設で一週間過ごすことに 彼らにはそれぞれに人を殺す道具が与えられる そして人を殺せば貰えるお金が倍、殺されたら1.2倍 正しい犯人を指摘すると3倍、助手だと1.5倍 ただし間違っ…

犬はどこだ

犬を専門に探す探偵を始める主人公、しかし始めての依頼は人探しだった さらに高校時代の後輩も探偵として働きたいと、事務所に加わり別件の調査を開始 そしてこの二つが一つの点に向かって収束していく とまあ、こんな感じですかね、俺の感想としては普通と…

さよなら妖精

これはどのシリーズにも入らない、一冊で独立した話になってます 主人公は大体古典部シリーズの主人公に近い感じ そしてヒロインであるマーヤはユーゴスラビアから来た少女 「哲学的な意味はありますか?」という台詞といい、この作者のキャラ造形は好きだな…

ボトルネック

主人公が自分が生まれてない(代わりに姉が生まれた)世界へ行くという話 自分の世界では生まれなかった姉、サキが居る世界では自分の世界より上手く行っていた これは青春小説だな、ミステリとかは無し、俺の評価は微妙だ キャラの造詣とかは今までの作品と…

レジンキャストミルク 4

今回のテーマは人形かな、中身が空っぽな空虚な人形 舞鶴蜜の過去とか無限回廊の目的とかも大分分かってきたね 速見殊子の【目覚まし時計】の能力も初登場、かなりの万能型です 主人公と硝子の絆も深まり、能力も上がった、今まで2%しか使えてなかったとは…

レジンキャストミルク 3

目次を見たときからそうじゃないかと思っていたが、やはり続き物です、四巻へ続きます 4人組から3人組になってしまったことに戸惑う硝子とか、敵に取り込まれた姫島姫とか 君子と舞鶴蜜の関係とか、硝子のことを好きなクラスメイト上野恭一とか 姫島姫を使…

レジンキャストミルク 2

前回、名前しか出なかった二人のキャストと能力の使用が出てきた 【目覚まし時計】速見殊子と【アンノウン】佐伯ネアの二人ですね 【有識分体】柿原里緒の戦闘シーンとかも、今回が初ですね 【壊れた万華鏡】舞鶴蜜はますます、ツンデレっぷりを発揮してまし…

レジンキャストミルク

なんていうのかな、ライトノベルらしいライトノベルって感じ? の作品です 難しい漢字をバンバン使ったり、矛盾する表現を使ってたりして、複雑にし、伏線を張り、混乱させる、まさにライトノベル的と言ったところでしょう。例を挙げると 「最凶の害悪で最低…

どちらかが彼女を殺した

主人公は愛知の警察官、和泉。電話での妹、園子の様子がおかしいことから東京へ様子を見に来たら自殺していた。 しかし、どうも状況に不自然なことが多すぎる。他殺の証拠を消し、自ら犯人を見つけ復讐することを決意する。 調べるうちに浮かびあがってきた…

ゲームの名は誘拐

初東野の「変身」が良かったので、もう一冊読んでみるかと選んだのがこれ まあ、理由は東野ファンサイトで人気の上位にあったってのが一つ もう一つは映画化されてて、名前を知ってたこと、それに題名のセンスも良かったし これ雑誌連載時の題名は「青春のデ…

変身

超映画批評を見て読んでみようと思った、東野圭吾の「変身」を読了。 これを読むと、自分というのは脳のどこで意識しているのだろうか、もし自分の脳が一部欠けて、他人の脳を入れたら、どこまでが自分なのだろうか、そんなことを考えてしまう。 久しぶりに…

転・送・密・室

神麻嗣子の超能力事件簿の5冊目、短編集 神麻嗣子の同僚、神余響子、主人公の新しい編集者、阿呆梨稀などが登場 最後の短編で大分チョーモンインの内部のことも分かってきた感じ 終わりに向けての伏線は着々と張り巡らされてるな〜って思う といっても、まだ…

夢幻巡礼

今回はいつもと雰囲気が全然違います、というか外伝だな、サイコ・ホラー風味 能解の部下である警察官、奈蔵渉は連続殺人鬼で、殺人をゲームのように楽しむ そんな彼の一人称で、物語は進んでいく、こんな性格になってしまった理由とかも出つつ 10年前の因縁…

念力密室!

神麻嗣子の超能力事件簿の3冊目、短編集 3冊目だけど、雑誌に掲載されたものをまとめたので時系列はバラバラ 1つ目の短編はこのシリーズ最初の話、その後に1冊目の「幻惑密室」 そして2〜3つ目の短編になって、その後2冊目の「実況中死」になる、という具合 …

実況中死

神麻嗣子の超能力事件簿の2冊目 雷に打たれたことにより他人の見ている風景がそのまま見えてしまう能力を手に入れた主婦 時々頭に流れ込んでくる情報から推測するに人を殺す下調べをしている様子 しかし下手に人に相談することもできない、止めることはでき…

幻惑密室

神麻嗣子の超能力事件簿の1冊目 ドアが開いているのに、そこから外に出れないという不思議な密室 そこにはハイヒップと呼ばれる強力な催眠のような超能力が係わっていた 超能力者問題秘密対策委員会出張相談員(略してチョーモンイン)所属の神麻嗣子 美人刑…