レジンキャストミルク

なんていうのかな、ライトノベルらしいライトノベルって感じ? の作品です
難しい漢字をバンバン使ったり、矛盾する表現を使ってたりして、複雑にし、伏線を張り、混乱させる、まさにライトノベル的と言ったところでしょう。例を挙げると
「最凶の害悪で最低の罪悪で最悪の災厄」「弱いけれど強いな、脆弱だが強靭だ」
あと、キャラもいいね、特に舞鶴蜜が良いと思った、一張羅のゴシックな格好もGOOD
最後に可愛い一面も見せますし それなんてツンデレ? ってな感じですよ(デレかどうか微妙だが)
や、城島硝子もかなり好きなんだけどね、AI少女って感じで
そして、最後のページにレジンキャストミルクってそういう意味だったのかと分かる一文があるんですが、格好良い。もしかしたら、コレが言いたかったのかもしれないなんて思ったり
文章とタイトルどっちが先かはわからないんだけどさ


この小説はイラストレーターである夏夜さんも話作りに関与しているそうです
作者が作ったキャラに夏夜さんがアレンジした絵を描く
それを元に作者が原稿を書くというフィードバックをしていたりするらしい
こういうことは、結構ライトノベルではあることですね、一巻でのキャラ紹介には書いてないようなところを絵師さんが想像で補って描いた絵を見て、作者が次からそのイメージで原稿を書くから、一巻に無い説明が二巻でついたりするんだよね
良い絵だったので、そんなに活躍するはずじゃなかったキャラなのに、活躍しちゃったなんてこともあるみたいだし
でも一巻からってーのは確かに珍しい試み、文章と絵が違うというチグハグ現象も減るだろうし、新しいアイデアが出たりもするだろうから、良さそうだ