「時をかける少女」 筒井康隆

読んでみました、調べてみたら中編ぐらいだと分かったからね
一冊の中に三つの話が入ってると知った時は驚いた、一冊分ぐらいはあると思いこんでたから
そしてそれなら読んでみても良いかなと、すぐに読めそうだし、他二つを読んでも読まなくても良いし
で、読んでみた感想なんだけど、結構「ええっ!?」って驚くというか、突拍子もないというか
そんな理論で良いの?っていうか、それは現実離れしすぎじゃないかって思ってしまった
でもこれって1965〜66年にかけて連載されてるんだよね、そう考えたら御見事だな
今から考えると稚拙な理論っぽいんだけど、当時では画期的だったんじゃないかな
これね、人気があるっつーか、映像化されることの多い作品なのも分かる気がする
109ページと映画にするにもドラマにするにも、良い感じの長さだし
出てくる舞台は学校の校舎と家がほとんどという、映像化しやすい感じだし
シンプルな構成だから演出次第で、いくらでも色を付けれそうだし
過去に何度も映像化されている作品なだけあるなと感心した