学校を出よう!4 Final Destination

ストーリーは、宮野と茉衣子が仲嶋数花という少女を誘拐して来いと言われるところから始まる。これは第三だけではなく、第一第二EMP学園も動いているらしい、どこが一番早く確保するかの競争になる
って感じなのだけど、数花はドンドン人格が変わっていて、実は隣の世界から次々に移動してきているのだった、そしてここから256ズレた世界からくる数花はこの世界を滅ぼす因子を持っている?
そのほかにも、優弥と真琴も平行世界からズレてきていたりと複雑に、最後にはどうやって世界の破滅を防ぐのか!?
まあ、今回の話を分かり易くまとめるとパラレルワールド物ってことになるんかね?


今回も茉衣子の視点が多い感じ、一巻の主役高崎(兄)とかたまにしか出ない
3巻以降、茉衣子が主人公ってことでオッケーなんだろうかね
まあ、視点は結構コロコロ変わるんだけどね、比較的茉衣子が多いってだけで
さて、今回は第一第二のEMP学園の人たちも登場、第一の枕木庸市、第二の蜩・多鹿コンビ
枕木は人形遣い、蜩は加速装置、多鹿は物体を生き物に変えて操る
枕木は敵って感じでほとんど出番が無いのだが、第二のコンビは宮野・茉衣子コンビと一緒に行動するので、大体話の中心に居る、この二人組みも中々いい感じでキャラが立ってる、今後の出番はどうだろねぇ
2巻の主人公と幼馴染の姉妹、インターセプタ星名サナエも軽く登場、名前は出ないんだけど描写で分かる。星名によって高崎(兄)と若菜も最終場面に登場する
つまりラストには宮野、茉衣子、枕木、蜩、多鹿、高崎(兄)、若菜、それに優弥と真琴も登場
#256の世界から来た数花と#-91の世界から来た数花の弟七海を会わせることで世界の崩壊を回避
なんというかオールキャストだね、外伝みたいだった2巻のインターセプタも話に絡みだしたし
今回新たに登場した上位能力者インスペクタという存在も気になる、今後の鍵になるだろう
ドンドン世界が広がってる感じがするね、1巻からは予想も付かない
それに1巻では破天荒なだけのキャラだった、宮野がドンドン格好よくなってる気がする
この小説のポイントは宮野の破天荒さ格好よさ、茉衣子の可愛さってところかな
相変わらず、谷川流だなぁっていう文体は健在で、大変面白く読みました