消閑の挑戦者2 永遠と変化の小箱

主人公二人が最後の最後まで出会わないシリーズ第二弾!
この作品の一つのお約束というか、セオリーになってるな、3巻はどうなんだろ?
まあ、それが悪いわけでは決してなく、別々の場所で事件が起きてそれが一つに収束していくってーのは面白いです
前巻は格闘がメインだったイメージがありますが、今回は頭脳戦の割合と半々だった感じで個人的には良かった
しっかしこれ、どっかで学園モノとか書いてた気がするんだが、大嘘だな、学校の描写なんて309P中12Pくらいだし、違う巻のことだったのかもしれないけど、少なくとも1巻2巻と学園モノとは言えないはずなので、可能性は3巻のみですな、可能性低そうだけど


さて、キャラクターだけども鈴藤小槙が可愛いね、天然というかポケっとしてるというか、まあおっとりしてるタイプでしかも大阪弁(京都弁か?)、イメージ的にはあずまんがの大阪に近い感じ、だけど超飛躍(ウルトラジャンプ)を発動させるとものすごい力を発揮しちゃうところがまた良い、2巻では超飛躍が出来る人のことはネクストと呼ばれてる、そしてタイプは理論型、現在世界一の頭脳の持ち主? それゆえ怪物(モンスター)と言われたりして、傷ついたりもする
彼女の行動を見るためだけに本を読むのも良いのではないかと思う
そしてもう一人の主人公春野祥、彼もネクストでタイプは閃き型、小槙とは違ってハッキリしてるというか目標がしっかりある感じ、不屈の精神で立ち向かっていく、学校での成績もトップ、だが鈍感なところは二人とも同じw


ストーリーは二人が別々に乗り込んだ客船〝うてな〟がシージャックにあう、その寸前灰火秋島に渡っていた小槙だが、灰火秋島もやはり傭兵集団に襲われる
二箇所で行われる戦闘、灰火秋島の異変、灰火秋一族の呪い、小槙の迷い、祥の決心
そして最後は小槙が何者かに後ろからほっぺたをツネられる
前巻のようにゲームのルールで魅せる話ではないので、それを望む人は避けた方が良いかも