「たま◇なま 生物は、何故死なない?」 冬樹忍

第一回ノベルジャパン大賞《大賞》受賞作
鉱物生命体の宇宙人が、主人公を改造したり、「つがいになれ」と言ったりする話
この宇宙人はハルヒ情報統合思念体な感じで、死という概念が無い
500万年前から地球を観察していたが、今になって地球に下りてきたのは
自死の細胞が現れ、それが増殖し、存在が消滅しそうになったから
人間に例えると癌細胞が増殖して命が危なくなったみたいな感じか
そして地球に下りてきて破片になり、正常な細胞と自死の細胞が地球を舞台に争うことに


主人公と宇宙人の認識が一々ズレてて会話を面白くしてる
ちょっと風変わりなボーイミーツガールで、宇宙人は感情を知らないツンデレタイプ
なんつーか青春物としても良く出来てる、少し鬱になるけども
主人公が同級生の女子に感化されて明るく、そして前向きになって行くのが良いね